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2005年3月

テレビ屋さんにお願い

かつて報道写真家を目指していた。
今で言うところのフォトジャーナリストだ。
当時はそんなシャレた言葉はなかったなぁ。
その頃、映像について教えられたことが今も頭に焼き付いてる。そのひとつに『ヘタクソほどアップを多用する』というのがある。

何年か前からテレビを中心に、人の顔や料理を“アホほど”アップで映しているのをよく見るようになった。一昔前のテレビならともかく、現在のテレビはすばらしく鮮明である。すき焼きを紹介するのに、肉の毛穴が見えるほどアップにして食欲をそそると思っているのか? 逆に気持ち悪いだろ。

しかし、そんな怒りを通り越してあきれてしまうのが、人の顔のアップだ。目尻の小皺どころか、うぶ毛まで見えそうなほどの超アップ。もっとひどいのは目だけアップ、口だけアップの人体パーツのドアップ映像である。このカメラマンは嫌がらせをしとるのか、と思えるほどの映像である。そこまでアップにするのは、被写体になっている人に対しても失礼じゃないのか?

テレビCMもどんどん下品になってきて、このメーカーの役員は自社のCMを見たことがあるのか、と思ってしまう。おまけに出演者だけが楽しんでいるようなバラエティや、まともな日本語が喋れないアナウンサー。ヘタクソの能無しカメラマンに、センスの欠けらもないディレクターにプロデューサー。

テレビがメディア・リーダーを標榜するのであれば何とかしてくれ。
まだ、間に合うぞ。
本当にいい番組も放送してるじゃないか。
たまにだけど・・・。

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