台風だあぁぁ~
いつもなら台風が日本を直撃しても、北海道に来るころには温帯低気圧のヘロヘロ台風になっています。それが今回はそうならなかった。道内では10日現在、まだ4000戸が停電になっているそうです。北海道電力は不眠不休で復旧工事を続けています。仕事とはいえ頭が下がります。
さて、一部例外を除いて現場で働く人は、基本的に一生懸命がんばっています。しかし、俗にいう“社会的地位”とやらがある人の中には、とんでもないアホが混じっていることがあります。そんな「社会的地位はあるけど社会的立場は知らんでぇ~」という人が、この台風の真っ最中に、またしてもパフォーマンスを見せてくれました。
風速40mを越す暴風雨で、死傷者まで出した台風18号が九州を襲った7日、井上喜一防災担当相は北海道に上陸しました。台風の一歩先行くオッサンです。行き先は航空自衛隊千歳基地。このオッサンここでF15戦闘機に同乗して、滑走路を走り回っていた(楽しんでいた?)そうです。・・・まぁ、うらやましい! どうせなら離陸して、振り回してやればよかったのに。
その日のうちに東京に帰ればまだしも、後追いで北上してきた台風が北海道で死傷者を出している8日に、今度は陸上自衛隊東千歳駐屯地に行って、90式戦車の体験試乗をしていたそうな。・・・これまたうらやましい! このオッサン、有事法制も担当していて、今回の視察は以前から決まっていることなんですと。もちろん台風の被害なんぞには見向きもしません。(夜はススキノでカッポレカッポレやっていたのかなぁ?)
台風がようやく日本から去った10日の閣議終了後。このオッサンは「(台風情報は)随時連絡が入るので、対応は十分だと思った」んだって。子供の頃に同じような言い訳をしていたような気がするなぁ。大人の社会じゃ通用しないよね。
内閣府の防災担当広報のコメントが、10日付けの朝日新聞朝刊に出ておりました。引用します。『被災地の情報収集は別に行っており、(台風の迫った)現地に大臣が入ると地元にハイレベルの負担がかかる。近くにいても現場入りは控えてもらうようにしている』んですって。 “ハイレベルの負担”ってなんだ? たかが代議士じゃないの(どっかで聞いたセリフだぞ)、何様だと思ってんのかねぇ。
ところでこの“井上喜一”という名前、皆さんどこかで聞いた覚えはないかな。そうです。今年6月に起きた長崎県佐世保市の小6女児殺害事件で、加害者が11歳の女児だったことについて「どこの社会も元気な女性が多くなってきたということですかな」とのたもうたお人です。思い出しました?
どうも小泉内閣になってから政治屋さんたちは、自分の発言に責任を持たなくなったのか、頭が悪いのか、状況を考えずに言いたい放題。しかもその暴言をよってたかって擁護するという信じられない有様。以前は責任とって辞任したもんだけどねぇ。それでも「辞任じゃなくて免職なんじゃないの?」なんて思っていたのに、それが今じゃ言った本人が「何が悪いの?」なんて、まさにアッケラカ~ンです。
こんな人たちを日本代表にしておいていいのかなぁ。連中を日本代表にしたのは我々なんだけどね・・・。せめて政治屋さんたちの言ったことぐらいは、忘れないようにしておきたいものですね。
参考までに最近の「心に残った失言・迷言・暴言」です。
■太田誠一自民党行政改革推進本部長=当時(2003年6月)
早大サークル集団暴行事件で「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」
■森喜朗前首相(2003年6月)
「(酒席に)来る女性も女性。夜の2時、3時だってどういうことになるか分かるはず」「子どもをたくさんつくった女性を、国がご苦労様といって面倒見るのが本来の福祉。子どもを一人もつくらない女性が自由を謳歌し、楽しんで、年とって税金で面倒見なさいというのは本当におかしい」
■鴻池祥肇防災担当相=当時(2003年7月)
「(長崎市男児誘拐殺人事件の加害少年の)親は市中引き回しのうえ打ち首にすればいい」
■井上喜一防災担当相(2004年6月)
「(佐世保市の小6女児事件で)男がむちゃやって、何かしでかすということはかつてあったかもわからんが、女の子がやったという、こういうのは初めてじゃないですか。男、女の差がなくなってきたんだね。ま、元気な女性が多くなってきたということですかな、総じて」
その後「(発言を撤回する考えは)ありません」と、訂正に応じない考えを重ねて強調。
■谷垣禎一財務相(2004年6月)
佐世保市の小6女児事件で井上喜一クンの発言を擁護するように、「カッターナイフで頚動脈を切るというような犯罪は昔は男の犯罪だった。井上防災相が言いたかったのも、そういう大きな変化があるんだということだと思う」「私が若いころは、男の犯罪と女の犯罪とはかなり違ったところがあった。放火なんていうのは、どちらかというと女性の犯罪なんですね」
※法務省の統計によると放火犯は男が断然多く、それは今も昔も変わっていない。
他にもいっぱいありますが、とりあえず記憶にあるものです。しかし、その極めつけは、日本総代表の小泉総理大臣の歴史に残る名言「公約違反なんてたいしたことではない!」・・・いやはや言葉を失いますなぁ。
こういったことに対して、「揚げ足取りのようなことをマスコミが書き立てるのはいかがなものか」という人もいます。でも、タレントや作家、評論家などの発言ならまだしも、政治家となるとそうはいかないでしょう。疲れてるから、激務だから、彼らも人間だから・・・などという弁解は政治家に限れば許されないのではないでしょうか。自分自身を律することができない人に、我々の命を預けていいのでしょうか。といって替わりもないみたいだしねぇ。まあ、こんなもんか・・・。
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